[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
目の前に広がる町並みにうわおと感嘆の声を漏らした。日本とは全く違う景色に、歩いている人も顔の凹凸が激しいきりりとした顔の人だ。飛行機から降りただけではわからなかったけれど、少し外に出てみれば否が応でもわかるものだ。初めて踏む異国の地に目をきらきらさせていると、ロマンのない男代表その名も日番谷冬獅郎はさっさと私の手を引っ張ってずんずん歩く。こけそうになりながらも結局こけないまま、慌ててその背中を追いかけて隣に並んだ。
「はぐれんなよ」ちらりと横目で言われたことにむっと眉を寄せた。「どっちかと言うとはぐれるのは冬獅郎のほうでしょ、背低くて見えにくいんだし」ぴしりと空気が固まったのがわかる、いきなり喧嘩したいわけでもないんだけど今回は冬獅郎の言い方が悪い。撤回しないまま、それでも繋がれた手は離さなかった。やがてはあと息を吐いた冬獅郎は、苦笑しながら私を見た。「そうだな、悪い」素直な謝罪に目を丸くしたのもつかの間、すぐに不敵な笑顔へと表情を塗り替えた冬獅郎はそのやけに眩しい笑顔を私に向ける。「機内での寝顔があまりに幼稚だったから、つい、な。悪い悪い」あまりの言葉に口をぱくぱくとさせる私を、心底楽しそうに冬獅郎は引っ張って町を進む。
よだれ垂らしてたとか?なんか寝言こぼしてたとか寝相が悪かったとかまさかいきなり暴れだしたとかまさかまさか冬獅郎に擦り寄ったとか・・・!
手を引かれて進むものの心ここに在らず、悶々と目を白黒させる私を冬獅郎はちらりと流し目で見遣る。そして清々したように笑う表情は俯く私には見えなかった。
070324 ... 書いた日記のあまりのつまらなさに全部消して書いたのがこれ。つまんない日記よりはマシだろと思って、英語奮闘企画の更に続きの話になってたり。リレー連載のは出発するまでに続き書けるかな、三十分で書いたとかなす子は尊敬に値するって笑。ついでにトマトは熟してるのも嫌だけど青いのも好きじゃなくて、適度に赤くて硬いのが好きだよなんて言ってみる笑。
自分を見て知ったけど、人がどう思ってるかなんてきっと見てりゃすぐわかってしまうもんなんだ。人間に感情ってもんがある限りはたぶん、何をしようともこっそり関わってきてる。ぼーっとしてるとかそういうことじゃなくて、一番わかり易いんで言えば誉めたらそんなことないって言ってるけどそこからおしゃべりになったとか。きっとどんな動物観察するよりも人を観察するのが奥があるんだろうね、感情論に方程式なんてものはないだろうし。しまうまはライオンを見たら逃げ出す。でも銀行員が強盗にあって大人しくしているとは限らない、たぶん笑。
それからそんなこと言ってる場合じゃなくて勉強もしないといけないしメニューの位置も覚えないといけない、ほんと、もう・・・笑。数学は日曜夜だしバイトは日曜朝からでサイドだけど、その明後日はまたフロア。今日はサビ抜きで打つの忘れちゃったんだよイタタタタッタ!(・・・)打つ早さも遅いし、さっさと覚えんと・・・うおお。今日は二日目の新入りさんもフロア出てきたから私がホスト(=最初からお出迎えしてカウンターの人も見る、今までやってたのは奥のボックス席付近)だしね・・・ありえん、そんないきなり何の前触れもなく。まあなるようになったので良かったことにする。笑
死んじゃう一週間前、NCUの中でお父さんもいつか痙攣してた。私のそれなんかとは全然比にならないそんなもので、本当に全身が痙攣してた。意識は完全になくて、まぶたも勝手に開いてしまうから眼球が乾かないようにとテープで止められてて。チューブの数が半端じゃなくて、体中をそれらが這う中でお父さんは不定期にびくびくっと痙攣してた。抗痙攣剤もいくつかある点滴の中の一つだったし、太い針が血管にささっている箇所もあった。ずっと野球のコーチをしていたけれど、あのときはもうチューブにまみれて痙攣してたんだ。
思い出して泣けてくるね、なんでかわかんないけどぼたぼたっと落ちてくらあ。久しぶりに泣いた、でも前泣いたときもやっぱり思い出して泣いてたと思う。思い出しただけで泣けることなんかなかったってのに、お父さんの力は偉大だとでも言うのか・・・笑。五人家族は終わっちゃったんだなあって思い出した、今は何の違和感もないけど、やっぱり最初から女の四人家族だったわけじゃないんだ。ちゃんとお父さんが居たんだ、笑わせて妹に御飯食べさせてたのに。それは他の誰にも出来てないよ、だって私は自分勝手だから。お母さんも妹もそういうのは得意じゃないから。たまにやってるぐらいだけど、そのうち私も怒って促すんじゃなくて笑かして雰囲気でその気にさせるような、そんなことが出来るようになりたい。私には協調性、もう少し人に付き合って喜びを覚えることを納得するべきだ。他人とは気が向かないとやらない、家族とは考えることもなくやる。けど自分のことを優先させて妹の相手をしないことがあるのも事実。それが私だって言って済んでしまうかもしれないけれど、それは妹に良くないよ、かわいそうじゃない。私にも妹にもお父さんが居たけど、妹にはお父さんはもう居ないんだよ。今は誰にもお父さんは居ないから、出来なくても出来るところぐらいは代わりをって。
泣いてしまってなんだか憂鬱。まだお父さんを思い出して笑うことは出来ないみたい、悲しいだけじゃなかったってわかってるのに。理解と実行は別次元。